【製品安全 技術者の皆さんへ】専門分野ってどうやって確立するの? 私の経験をお話しします!
- テクノアカデミー
- 5月14日
- 読了時間: 3分

皆さん、こんにちは! 渡部利範です。
いつも「製品安全CHANNEL」をご覧いただき、ありがとうございます。
さて、先日公開した動画では、私がどのようにして国家試験の専門分野、特に「電気製品の安全性」という分野を確立してきたのか、その経緯についてお話しさせていただきました。
▼動画はこちらからご覧いただけます!
[どのように国家試験の専門分野を確立したのか]
動画の中でも触れていますが、私は長年キヤノン株式会社で複写機やプリンターといった電気製品の安全認証業務に携わってまいりました。
実は、最初から「これを専門にしよう!」と明確な目標があったわけではないんです。目の前の仕事に一生懸命取り組む中で、ある「大きな課題」に直面し、それを解決するために奔走した経験が、今の私の専門分野を形作る大きなきっかけとなりました。
その「大きな課題」とは何か? そして、市場で起こる事故をなくすために、私がどんなことを考え、どんなことに18年間も取り組んできたのか…。動画では、そのあたりの具体的なエピソードもお話ししています。
特に、完成品メーカーにいたからこそ見えてきた、部品や材料への深い探求の重要性。例えば、「なぜ事故が起きるんだろう?」「なぜプラスチックは燃えるのか!?」といった根本的な問いを突き詰めること。これが専門性を深める上で、私にとっては非常に大切なことだったのですね。
また、ちょっと意外に思われるかもしれませんが、かつて目指していた弁理士試験の勉強も、今の専門分野の確立に大きく役立っているのです。
法律の条文を粘り強く読み解く力や、難解な国際安全規格を理解し、それを設計者の方々へ正確にかつ分かりやすく伝える力。
これらのスキルが、日々の業務の中でどのように活かされてきたのか、そのあたりも動画で詳しくお話ししています。技術的な内容をイラストに起こして説明することの重要性についても触れていますので、技術者の方には特に共感していただける部分があるかもしれません。
この動画が、
・これから専門分野を確立したいと考えている技術者の方
・ご自身のキャリアについて悩んでいる若手の技術者の方
・製品安全に関わる業務をされている方
にとって、何か少しでもヒントになれば大変嬉しく思います。
お時間のある時に、ぜひ一度ご覧になってみてください。
そして、動画の最後では、これからの私の目標についてもお話しさせていただきました。「テクノアカデミー」という構想のもと、私がこれまでに培ってきた知見や経験を、動画やテキストを通じて、より多くの技術者の皆さんにお伝えしていきたいと考えています。このYouTubeチャンネルも、その第一歩と捉えています。
これからも、製品安全に関する有益な情報を発信してまいりますので、チャンネル登録もどうぞよろしくお願いいたします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。